私は現在、eXp Realty Japanでエージェントとして活動しています。
リモートワークを前提とした働き方は非常に合理的で、場所に縛られず、お客様に最適なサービスを提供できる環境だと感じています。
そんな中、いつも疑問に思うことがあります。
「REINSは、なぜスマホアプリを作らないのだろう。」
現在のREINSは、事業所ごとにユーザID・パスワードが発行されています。
つまり、利用主体は「宅建士個人」ではなく、「宅地建物取引業者」です。
これは、昭和から平成にかけての不動産業界では、ごく自然な考え方でした。
営業社員は毎朝出社し、自席のパソコンからREINSを検索する。
外出先で物件確認が必要なら、一度会社へ戻る。
そんな時代に設計されたシステムなのだと思います。
しかし、ここ数年で不動産業界の働き方は大きく変わりました。
・エージェント制度の普及
・副業・兼業の解禁
・リモートワークの一般化
・少子高齢化による人材不足
・働き方改革
eXp Realtyをはじめ、オフィスに毎日出社しない働き方が当たり前になりつつあります。
にもかかわらず、REINSだけは昔のままです。
REINSでは、発行されたID・パスワードを第三者へ貸与することは禁止されています。
当然のルールだと思います。
しかし、エージェント制を導入している会社では、ここに少し無理が生じます。
現場で活動する宅建士やエージェントが、物件確認や検索をしたくても、利用主体はあくまでも「事業所」。
結局、会社側で運用を工夫するしかありません。
本来であれば、
宅建士個人に認証IDを発行し、その資格と所属会社を紐付ける。
そんな仕組みの方が、現代の働き方には合っているのではないでしょうか。
不動産営業の現場は、ほとんど外にあります。
物件の内覧。
売主様との打ち合わせ。
金融機関への訪問。
役所調査。
そんな中で、
「あとで会社に戻ってREINSを見よう。」
という発想自体が、少し時代に合わなくなってきています。
物件の確認。
図面の閲覧。
販売状況のチェック。
これらがスマートフォンで安全に利用できれば、業務効率は大きく向上するはずです。
もちろん、セキュリティの問題もあります。
しかし、現在では金融機関ですら、生体認証や二段階認証を導入しています。
技術的には十分実現可能ではないでしょうか。
人口減少が進み、若い働き手は減っています。
子育てをしながら働く人。
地方に住みながら都市部の仕事をする人。
会社に縛られず活動するエージェント。
こうした新しい働き方を支えるためには、業界インフラも変化する必要があります。
私は、REINSが単なる物件情報システムではなく、
「不動産流通を支えるプラットフォーム」
として進化していくことを期待しています。
そして、その第一歩が、
『宅建士個人を認証主体とした、スマホアプリ対応』
ではないかと考えています。
私は今日も現場へ向かいます。
スマートフォンで銀行口座を確認し、
電子契約を交わし、
LINEでお客様と打ち合わせをしながら、
最後だけ、
会社に戻ってREINSを開く。
そんな少し不思議な日常を送りながら、
「REINSは、なぜスマホアプリを作らないのだろう。」
そう考えてしまうのです。