不動産は一点ものです。
新築・中古を問わず、すべてを事前に100%把握することは現実的に困難な場合があります。
宅建士、建築士、測量士、既存住宅状況調査技術者など、それぞれ専門家は存在しますが、全員が万能ではありません。
住宅購入時に、特に注意したい項目を挙げます。
■ 境界
境界標が入っているのか。
確定測量は実施されているのか。
古い戸建てでは、境界が曖昧なケースもあります。
■ 越境
樹木、屋根、配管、ブロック塀など、越境は比較的よく見かけます。
将来の建替えや売却時に問題となる場合があります。
■ 埋設物
地中埋設物は、現地を見ただけでは分からないケースがあります。
古い建物では、解体後に初めて判明することもあります。
■ 減築
増改築の経緯によっては、確認申請との整合性を確認する必要があります。
■ 中古住宅の経年劣化
完成した建物は、壁の中や天井内など確認できない部分もあります。
必要に応じて、既存住宅状況調査技術者など専門家への依頼も検討した方が良いでしょう。
■ 駐車場
意外に見落とされます。
車庫証明が取れるか、実際に駐車できるかは別問題です。
図面だけではなく、できれば現地で実際に確認した方が良いと思います。
住宅購入時に聞かなかったことを、引渡し後に全て解決することには限界があります。
大切なのは、
「契約前に気になることは全部聞く」
ことです。
遠慮する必要はありません。
数千万円の買い物です。
買主自身が確認し、質問し、納得して購入する時代になっているのかもしれません。
引渡し後に問題が見つかった場合でも、感情論だけでは解決に向かわないことがあります。
状況整理、資料確認、事実関係の確認が重要です。